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小樽海上保安部では、8月30日に石狩市役所において、明治時代に使用された灯台レンズを小樽保安部梶山裕司部長から石狩市の田岡克介市長へ寄贈いたしました。 今回、石狩市へ寄贈した灯台レンズは、明治19年に製造された大変珍しい「3面1層」という形状をしたレンズです。 昨年10月に、石狩灯台点灯125周年記念事業の一環として、石狩市が、船の科学館(東京)から、石狩灯台2代目の回転式6等閃光レンズを里帰りさせたことをうけ、小樽保安部では、石狩灯台が初点灯した明治25年当時の初代レンズを探していたところ、日和山灯台の倉庫に保管されていた無等不動レンズが、初代石狩灯台の点灯よりも前の明治19年に製造されていたものとわかり、残されていた記録と同じく「3面1層」の珍しい形状であること、初代レンズと同年代であることから、初代石狩灯台で使用されていた可能性が高いことがわかりました。 このことを石狩市商工観光課にお話したところ、この灯台レンズを「はまなすの丘公園ビジターセンター」に2代目レンズとともに、展示させてほしいとの強い要望があり、石狩市に寄贈することとなりました。今年は日本初めての西洋灯台である観音埼灯台が明治元年11月1 日に起工されてから、150周年の記念の年であり、この記念の年に、石狩市にこの灯台レンズを寄贈できるのは誠にうれしい限りです。 石狩市では、第55回石狩さけまつりの初日(9月22日)にあわせ、「はまなすの丘公園ビジターセンター」で、この灯台レンズを一般公開するとのことです。小樽海上保安部でも、石狩さけまつりの2 日目(9 月23 日)に石狩灯台の一般公開を行う予定であり、今回の灯台レンズの寄贈により、一層石狩市と地域連携を深めていくこととしています。 |
梶山部長から田岡市長へ灯台レンズを贈呈〔H30.8.30撮影〕 |
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